【猫は痛みを隠す名人】見逃したくない!愛猫からの小さなSOSサイン
- Miho Nagata
- 7月24日
- 読了時間: 3分

物静かで、気まぐれで、そして我慢強い。それが多くの猫のイメージではないでしょうか。その我慢強さゆえに、猫は体調が悪くても、痛みがあっても、ギリギリまで隠そうとする習性があります。これは、野生時代の名残で、弱みを見せることが外敵から身を守るための生存本能だからです。
だからこそ、私たち飼い主が、愛猫が発するごくわずかなSOSサインに気づいてあげることが非常に重要になります。
今回は、猫が見せる痛みのサインと、飼い主様がすべきことについてご紹介します。
猫が痛みを感じている時のサイン
猫が見せる痛みのサインは、時にとても分かりにくいものです。以下のような変化に注意してみてください。
■行動に見られる痛みのサイン
足を引きずる、動きがぎこちない
高い場所へジャンプしなくなった
体を丸めてじっとしている時間が増えた
大好きだったグルーミング(毛づくろい)をしなくなった
食欲が落ちた、または全く食べない
性格が変わり、攻撃的になったり、逆に隠れて出てこなくなったりする
目を細めている、しょぼしょぼさせている
唸り声や、いつもと違う鳴き声を出す
体の一部分(足先やしっぽなど)を執拗に舐めている
明るい場所を避ける
トイレ以外で粗相をする、排泄に時間がかかる
痛みを感じている猫は、大好きなおもちゃへの反応が鈍くなったり、撫でられるのを嫌がったりすることもあります。どんな猫にも個性や痛みの感じ方には違いがありますが、飼い主様だからこそ気づける「いつもとの違い」が、最も重要なサインです。
飼い主様にできること
もし愛猫にこれらのサインが見られたら、たとえ些細な変化であっても、まずは動物病院に相談することが大切です。「痛みを隠している」という猫の習性を念頭に置き、早めに行動しましょう。
診察の際には、飼い主様が観察した愛猫の様子の変化を、できるだけ具体的に獣医師に伝えてください。それが、痛みの原因を特定するための重要な手がかりとなります。
慢性的な痛みとの付き合い方
特に高齢の猫では、関節炎や歯周病など、慢性的な痛みを伴う病気が増えてきます。これらの病気は完治が難しい場合もありますが、お薬や生活環境の改善によって、痛みをコントロールし、穏やかな毎日を過ごせるようにサポートすることができます。
獣医師の指導のもと、投薬治療や、段差をなくす、トイレを使いやすいものに変えるなどの工夫を取り入れていきましょう。
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