アメリカで進む動物のオーダーメイド医療「動物用調剤薬(コンパウンド薬)」とは?MYU MEDICAが届ける“安全”な選択肢
- Miho Nagata
- 10月16日
- 読了時間: 4分

「この子にもっと合うお薬があれば…」「錠剤を飲ませるのが大変…」
大切なペットの治療において、そう感じた経験のある飼い主様、そして獣医師の先生方は少なくないでしょう。
実はアメリカの動物医療では、そうした悩みを解決する「動物用調剤薬(コンパウンド薬)」が、獣医師と飼い主にとって一般的な選択肢となっています。
今回は、アメリカにおける動物用調剤薬(コンパウンド薬)の現状と、私たちMYU MEDICAが、いかにして安全性にこだわった高品質な調剤薬を日本の皆様にお届けしているかをご紹介します。
そもそも「動物用調剤薬(コンパウンド薬)」とは?
調剤薬(コンパウンド薬)とは、獣医師の処方箋に基づき、個々の動物のために薬剤師が特別に調合・調製する医薬品のことです。市販されている既製品の薬では対応できない、様々なニーズに応える「オーダーメイドのお薬」とイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
【こんな時に活用されています】
★投薬を「おやつの時間」に
錠剤が苦手な子のために、チキンやビーフなど40種類以上のフレーバーから好みの味をつけたり、お薬の形状を液体や噛んで食べられるチュアブルに変えたりすることで、投薬のストレスを劇的に減らすことができます。
★超小型犬からエキゾチックアニマルまで最適な量を
体の小さな動物や特殊なペットには、市販薬の規格では用量の調整が難しい場合があります。調剤薬(コンパウンド薬)なら、その子の体重や状態に合わせた最適な用量で調合が可能です。
★アレルギーを持つ子への配慮
市販薬に含まれる特定の添加物にアレルギーがある場合、その成分を除いて調合することができます。
★治療の選択肢を広げる
日本では承認されていない、あるいは製造中止になってしまった治療薬でも、有効成分があれば調剤薬(コンパウンド薬)として調合し、治療を継続できる可能性があります。
動物医療の現場で不可欠な存在へ - アメリカの現状
アメリカでは、「動物用調剤薬(コンパウンド薬)」は獣医療において重要な役割を担っています。
規制当局であるFDA(アメリカ食品医薬品局)は、まず安全性と有効性が検証された承認薬の使用を推奨しています。しかし同時に、承認薬だけでは全ての動物の治療ニーズを満たせない現実も認識しており、獣医師が必要と判断した場合の調剤薬(コンパウンド薬)の使用を認めています。
2022年には新たなガイダンス「GFI #256」が発表され、どのような条件下であればコンパウンド薬を適切に使用できるかがより明確化されました。これは、調剤薬(コンパウンド薬)が国の監督下で、動物医療に不可欠な選択肢として確立されていることを示しています。
一番大切な「安全性」への懸念 - MYU MEDICAのこだわり
調剤薬(コンパウンド薬)は非常に有用な一方で、既製品と違って品質は調合する薬局の技術や設備に大きく左右されるという側面があります。だからこそ、**「どの薬局からお薬を取り寄せるか」**が極めて重要になります。
MYU MEDICAは、安全性に一切の妥協をしません。
私たちが提携するのは、米国の専門機関「PCAB® (Pharmacy Compounding Accreditation Board)」による厳格な審査をクリアし、認定を受けたコンパウンド薬局のみです。
PCAB®認定は、調合プロセス、スタッフのトレーニング、施設・設備の衛生管理、品質管理体制などが非常に高い水準にあることの客観的な証明です。この認定を持つ薬局からのみお薬をお届けすることで、成分の純度や濃度が正確で、かつ衛生的に調合された、高品質で安全なコンパウンド薬の提供をお約束します。
MYU MEDICAが日本の動物医療にできること
MYU MEDICAは、獣医師の処方箋に基づき、アメリカの高品質なコンパウンド薬の輸入をサポートするサービスです。
「日本では治療の選択肢が限られてしまう」
「どうしてもお薬を飲んでくれない」
このような課題に直面している獣医師の先生方や飼い主様にとって、私たちが新たな選択肢となることを目指しています。アメリカでは当たり前になりつつある「その子のための医療」を、安全性を第一に、日本の皆様へお届けする。それが私たちの使命です。
諦めていた治療の選択肢が、ここにあるかもしれません。
ご興味のある飼い主様は、まずはかかりつけの獣医師にご相談ください。獣医師の先生方からのお問い合わせも、心よりお待ちしております。
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